プロモーション動画の作り方と映像制作会社の選び方

プロモーション動画の作り方

プロモーション動画を作成することによって、商品やサービスの販売促進、認知拡大やブランディングを叶えることができます。実際にプロモーション動画を作成する際の手順や映像制作会社の選び方をまとめました。

プロモーション動画とは?

プロモーション動画とは、商品やサービスのプロモーション(販売促進)を行うことを目的とした動画です。 

商品やサービスの販売促進、認知拡大やブランディングを目的として配信される動画であるため、視聴した人の興味関心を引いたり、心に響たりするような動画を制作する必要があります。

プロモーション動画は、店頭に商品を並べられない「無形商材」において作成されることも多いです。ツアーのような旅行商品や、各種保険サービス、ソフトウェア、ビジネスやサービスの問題を解決するシステムソリューションなどは、購入前に消費者や顧客が実物を手元で確認することができません。

そのため、短時間で多くの情報を伝えることができるプロモーション動画が、販売促進の効果を高める戦略のひとつとして、活用されるのです。

プロモーション動画の活用事例

関門海峡PRムービー「COME ON!関門!」

九州と本州を隔てる関門海峡をPRしたプロモーション動画です。海から出てくる海峡怪獣「カイセンドン」は、下関の名産品であるフグ・カニ・タコからできています。

映像クリエイターの江口カンが企画・監督し、CGは『シン・ゴジラ』にも携わった制作スタッフが担当しました。ハイクオリティのCGと迫力が話題を呼び、再生回数は1億4千万回を超えています。

「どうした?関門海峡」はこちら

少女漫画風のストーリーを展開する、アロンアルフアの製品プロモーション動画。

キャラクターの名前を「今直筑乃(いますぐつくの)」「九津剛(くっつつよし)」にするなど、アロンアルフアの特徴である吸着力の高さを随所でアピールしています。

SNSを中心に話題になり、再生回数は1千万回を超えています。

アロンアルフア『君にくっつけ!』はこちら

プロモーション動画を作成するメリット

  • ・商品の魅力を視覚的に分かりやすく伝えられる
  • ・テキストより多くの情報を短時間で伝えられる
  • ・オンラインでもオフラインでも活用できる

プロモーション動画を作るメリットは、主にこの3つです。

プロモーション動画の作り方3パターン

プロモーション動画の作り方イメージ

次に、プロモーション動画の作り方について解説していきます。プロモーション動画を作る際の選択肢は、主に以下の3つです。

どの方法でプロモーション動画を作成するのかは、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを比較し、社内の状況も考慮した上で決定する必要があるでしょう。

 1. 完全に自社で作成する

1つ目の選択肢は、 完全に自社で作成する方法です。

この場合、必要なものもすべて自社で用意します。具体的には、カメラなどの撮影機材、出演者、シナリオ、素材ファイル、動画編集や加工に使うアプリ・ソフトなどが必要です。

完全に自社で作成するメリットは、人員が社内で確保できる分、動画の制作にかかる予算を抑えられる点です。また、自分たちで好きなシナリオや演出を決めて作成できるので、細かな意図を反映しやすいでしょう。

ただし、完全に自社で作成する場合は、デメリットもあります。

プロモーション動画の制作には時間と労力がかかるため、その業務にあたる人の負担が増え、他の業務を減らす必要が生じることもあります。また、プロが制作した動画のクオリティに近づけるには、相応の技術が必要となるでしょう。

2. 映像制作会社に委託する

プロモーション動画を作る際の2つ目の選択肢は、 映像制作会社に委託する方法です。

 映像制作会社にプロモーション動画の作成を委託する場合、動画を作成する目的や、商品・サービスが抱えている課題のヒアリングから始まります。

どのようにして目的を達成し、課題を解決するのか企画を練るところから、出演者のキャスティングやシナリオの作成、撮影、編集まで、すべてをプロに任せることができます。

映像制作会社に委託するメリットは、プロ集団の知識と技術による、クオリティの高い動画が期待できる点です。また、社内でかかる労力が少ないため、社員の負担が増えたり、他の業務に支障が出たりする心配も少ないでしょう。

ただし、映像制作会社に委託する場合、予算がかかるというデメリットも発生します。相場はおよそ5万〜80万円で、ピンキリではありますが高いクオリティを求めるなら充分な予算が必要です。

3. 個人の動画クリエイターに依頼する

プロモーション動画を作る際は、制作会社ではなく、個人の動画クリエイターに委託することもできます。

個人の動画クリエイターの場合、「撮影のみ」や「編集のみ」など、一部の工程の業務だけを承っていることも多いです。

個人の動画クリエイターに委託するメリットは、少ない人数で業務を行う分、人件費が抑えられ、映像制作会社に委託するよりも、低価格で依頼できる点にあります。動画完成までのすべての工程を依頼した場合でも、およそ15万〜30万円で依頼できることが多いです。

いっぽう個人の動画クリエイターに委託するデメリットとしては、少ない人数で業務を行っているため、一度にたくさんの仕事を請けていない点が挙げられます。

ひとつのプロモーション動画を制作するにあたって、複数の個人クリエイターに依頼したり、一部を自社で制作したりする必要が出てくる可能性もあります。

プロモーション動画の作成で大事なこと

続いて、実際にプロモーション動画を作成する際に、意識すべきポイントを解説していきます。

1. ゴールとターゲットを明確にする

1つ目のポイントは、ゴールとターゲットを明確にすることです。

プロモーション動画によって何を達成したいのか、そのために、「いつ」「どこで」「誰に」「何を」届けたいのかを明らかにし、制作・配信にあたっての指標にする必要があります。

動画のシナリオや出演者を決める際も、注意が必要です。ただ単に面白いかどうかだけでなく、ゴールを達成するために必要な人選・ストーリーかどうかで判断するようにしましょう。

たとえどんなに有名な人を起用し、映像のクオリティが高くても、ゴールを達成することができなければ、プロモーション動画としては失敗してしまいます。最初に定めた指標からブレないよう注意してください。

2. どう問題を解決するのかシンプルに伝える

2つ目のポイントは、その商品・サービスによって「どんな問題がどう解決するのか」をシンプルに伝えることです。

人が商品・サービスを購入する動機は、それを使って解決したい問題があるからです。動画内では、ターゲットが抱えているどんな問題が、どのようなプロセスで解決されていくのかをシンプルに表現することで、商品を利用するメリットをわかりやすく届けましょう。

もちろん、プロモーションしたい商品やサービスには、さまざまな魅力があると思います。しかし、それらを余すことなく伝えようと冗長なアピールをすると、ただの機能説明になってしまうので注意が必要です。

プロモーション動画の目的は、その商品が問題を解決するプロセスを示すことですので、目的に沿って訴求したいポイントを絞りましょう。

3. 最初の6秒で目を引かせる

3つ目のポイントは、最初の6秒で目を引かせることです。

動画広告の多くは途中でスキップができる仕様になっているため、尺の長いプロモーション動画を最後まで見てもらうには、最初の6秒で視聴者の注意を引く必要があります。

なぜ、最初の6秒が重要かというと、Googleの広告テストによって「6 秒という長さが、スキップされずに最後まで見られる可能性が最も高い」という結果が出ているからです。

この結果を踏まえて考案された、広告視聴完了までスキップすることができない「バンパー広告」という6秒以下の広告も存在し、実際に、認知度の向上やリーチの拡大に利用されています。

映像制作会社を選ぶときのポイント

映像制作会社のイメージ

では、プロモーション動画の制作を映像制作会社に依頼する場合は、どんな点に気をつければいいのでしょうか。

ここからは、動画制作を依頼する映像制作会社を選ぶ際の、チェックポイントを解説していきます。

映像制作会社としての実体があるか?

まずは、映像制作会社としての実体があるかをチェックしておきましょう。

実体のない会社の場合、プロジェクト単位で、フリーの脚本家やカメラマン、動画クリエイターに声をかけ、彼らが連携することで対応しています。

もちろん、場合によってはコストパフォーマンスの高い動画が納品されるかもしれませんが、都度連携する制作体制であるがゆえに、セキュリティやメンテナンスの面では期待ができません。

商品に関する重要な情報が、一般公開前に意図せず第三者に知られてしまうリスクや、納品後時間が経過すると、修正が難しくなってしまうなどのデメリットが発生するかもしれないのです。

実体がある会社かどうかを見極めるには、依頼前に一度会社を訪問し、事務所の規模や組織体制を確認するといいでしょう。

得意なジャンルとゴールが合っているか?

撮影方法や編集技術には、CGやアニメーションなどさまざまな種類があり、映像制作会社によって、それぞれ得意なジャンルが異なります。事前に、作成したいプロモーション動画のゴールと、その会社の得意ジャンルが合っているかをチェックしておきましょう。

映像制作会社の得意ジャンルをチェックするには、制作実績や強みを確認しておくのが有効です。多くの場合、これまでに制作した動画やサンプル映像は、自社のWebサイトに掲出されています。必要があれば、相談時に直接聞いてみるのもいいでしょう。

もしも実績として示されている動画が、作成したいプロモーション動画のイメージとあまりにもかけ離れている場合は、よりニーズとマッチする他の映像制作会社を探したほうがいいかもしれません。

アフターフォローがしっかりしているか?

映像制作会社を選ぶ際は、アフターフォローがしっかりしているかもチェックポイントです。

映像にミスがあった場合には修正が必要になるため、納品後もしっかりと対応してくれる制作会社を選んでおくべきでしょう。制作会社によっては、数年間にわたって映像のデータを保存し、修正に対応してくれるところもあります。

また、映像の制作だけでなく、効果的な使い方などについても提案してくれる制作会社だと、頼りになるでしょう。シリーズ動画や関連映像を作成したいと思ったときにも相談に乗ってもらえるような知見とサービスがある会社が理想的です。

今後もプロモーション動画を作成・運用していくつもりがあれば、長く付き合っていけるような、信頼できる会社を選びましょう。

企画力や提案力があるか?

企画力や提案力があるかどうかも、映像制作会社を選ぶ上で重要です。

見る人の心に残るプロモーション動画を制作するには、企画力・提案力が大きく影響しますが、これは素人が簡単に真似できる能力ではありません。つまり、企画力・提案力の高さこそ、映像制作会社によって差が出るポイントでもあるのです。

依頼する映像制作会社を決める際は、「どんな人がこの動画のターゲットなのか?」「動画の目的は何か?」を正確に理解し、的を得た提案をしてくれるところを選ぶのがいいでしょう。

打ち合わせで丁寧なヒアリングを行い、依頼側のイメージをしっかりと把握してくれる制作会社であれば、度重なる修正によって費用や時間を浪費してしまう心配もありません。 

自社でプロモーション動画を作成する手順

プロモーション動画を自社で作成する場合、映像制作会社や個人の動画クリエイターに委託する場合の、それぞれのメリット・デメリットは、ご理解いただけたかと思います。

ここからは、自社で動画を作成する場合の手順について、ご紹介していきます。

1. ゴールを設定し、シナリオをまとめる

まずは、プロモーション動画のゴールを設定しましょう。どんな人に見てほしいのか、どんな情報を届けたいのか、見た人にどんな行動を起こしてほしいのかなどを決めていく作業です。

続いて、設定したゴールを達成するのに適した、動画のシナリオを作成していきます。

シナリオの作成にあたっては、動画で伝える必要のある内容になっているかを確認しましょう。テキストや画像で代替できるような企画・シナリオでは、労力やコストをかけて動画を制作する意味がありません。

音声や動き、雰囲気など、動画だからこそ伝わる要素を盛り込むことで、より大きな効果を発揮することができるのです。

 撮影の前には、シナリオに沿った絵コンテも用意するといいでしょう。各シーンの構図を描いた絵コンテは、動画の設計図です。カメラマンや出演者といった作品制作に携わるスタッフに、より鮮明なイメージを伝えることができます。

2. 機材や人、場所を手配する

シナリオが決まったら、撮影機材や出演者、撮影場所を手配する必要があります。

プロモーション動画を撮る際に使用する機材は、「カメラ」のほか必要に応じて、「三脚」、手ブレを抑えて滑らかな映像が撮れる「ジンバル」、「照明」、「外付けマイク」などです。

カメラにはさまざまな種類があるため、ビデオカメラや一眼レフカメラ、アクションカメラなど、撮りたいシーンごとに最適なカメラを選んでください。

撮影場所は、レンタルスペースを借りたり、自分で撮影場所を探す、いわゆる「ロケハン」を行ったりして確保します。撮影候補地が見つかったら、電話やメールなどで撮影申請を行いましょう。

そもそも撮影が可能なのかどうかや、撮影できる日時、使用料金などを確認しておく必要があります。撮影前には実際に現地に赴き、周辺環境や広さ、日のあたり具合、人通りの多さなど、ネットで確認できない情報もチェックしておくと、当日スムーズに撮影を行うことができるでしょう。

3. 撮影して編集する

準備が整ったら、絵コンテをもとに、実際に撮影を行っていきます。

撮影した動画は、動画編集用のアプリやソフトを使用して編集していきましょう。より情報が伝わりやすい動画を作るためには、テロップを入れたり、BGMや効果音を付けるのも効果的です。

以下に、3つの動画編集アプリ・ソフト・テンプレートをご紹介するので、参考にしてみてください。

「Viva Video」

Viva Video

スマートフォンで利用できる動画編集アプリです。無料版でもプロ仕様の編集ツールや、200種類以上の特殊効果、BGMを使用することができ、有料版では、ウォーターマークを削除したり高画質動画をエクスポートしたりと、さらに機能性が上がります。

「BeeCut」

BeeCut

スマートフォンやパソコンで利用できる動画編集ソフトです。トリミングや回転、クロップなど、さまざまなエフェクトが使用できるほか、オープニングやオーバーレイ、何百ものフォントによる字幕などの追加もできる、多機能搭載のサービスです。

「LightMV」

LightMV

クラウド型の動画編集テンプレートです。インストールの必要がないため、インターネットに繋がるスマートフォンやパソコンがあれば使用できます。プロのデザイナーが作ったテンプレートが用意されているため、初心者でも手軽に動画を編集できるサービスです。

まとめ

プロモーション動画の作成には労力やコストがかかりますが、うまく活用することができれば、商品・サービスの販売促進活動において、大きな成果を出すことができます。

プロモーション動画の完成までにかかる、多くの時間やコストを無駄にせず、有効に使うために、ゴール設定や依頼先の選定は慎重に行いましょう。

「インフルエンサーinfo」では、インフルエンサーマーケティングや動画制作に関するご質問・ご相談も承っています。プロモーション動画の制作をご検討されているのであれば、ぜひ一度、お問い合わせください。

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